僕が君に捧げる遺言

文章を書きます。湯涌付きの恋愛玄人。ピュアに生きたい筈だったのに

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

自分の膝にキスをしよう

座椅子かなんかに座ってね、自分の膝にキスをしよう。 丸くて、硬くて、広い 自分の膝にキスをしよう。 ただひたすらに虚しくなれるよ。 三連休が終わるねぇ。 街に出たの? 家にいたの? 女と寝たの? 僕は、街に出たよ。スーツを買ったんだ。 家にいたよ、…

風立ちぬ 今は秋

幼稚園生の頃 そのくらいの歳の子が皆そうであるように、僕は季節というものが月が変わると同時に正確に、定規で線引きしたように変化していくものだと思っていた。 6月が終わった次の日からは 雨が全く降らない。 8月が終わったら 次の日からは外では落ち葉…

Good Luck Charm

年に数日あるかないかの心地の良い夜がある。 カラッとした優しげな風が身体を包む晩夏の夜はすぐそこにある秋の到来を予感させる。 僕は晩夏の夜が本当に好きだ。 秋の夜も大好きだ。 秋の夜長という枕詞がつくだけで大抵のモノは美しくみえてしまう。 そん…