僕が君に捧げる遺言

文章を書きます。湯涌付きの恋愛玄人。ピュアに生きたい筈だったのに

こうしている今でも当たり前のようにセッススは行われている。

彼女と別れて久しいからかな。

 

 

 

仕事が忙しいからかな。

 

 

知らない土地でひとりぼっちだからかな。

 

 

 

隣の部屋の女子大生が毎晩男を連れ込んでいるからかな。

 

 

 

こんな風に考えることが時々あります。

 

 

 

 

今日も今もこの瞬間誰かと誰かが混ざり合っている

 

 

 

 

こう考えるとなんだかすごく胸が苦しくなります。

 

 

 

 

当たり前のようにSNSで自分の生活を大っぴらにしている女の子に、

 

 

 

 

これまた当たり前のように大っぴらにしない夜があるという事実を

 

 

 

考えるとなんだか凄く難しいです。

 

 

 

 

お酒が飲みたくなって

 

 

タバコが吸いたくなって

 

 

天井の豆球に自分の爪をかざしてみたりする。

 

 

 

田舎娘だろうとシティーボーイだろうと

 

 

 

誰かを求め、誰かと交じる。

 

 

 

 

そんな時間にも当たり前のようにテレビはやっているし、ラジオではくだらないトークが繰り広げられていて、

 

 

 

 

時々音楽が流れてて…

 

 

 

 

ずっと前にも、確かに自分にだって交じり合っている時間があった。

 

 

 

 

 

 

 

のに、今ではそれをよく思い出せない。

 

 

 

 

 

 

確かに好きだったとおもうけど、

 

 

 

 

 

 

人生で唯一交じり合った人だったけど

 

 

 

 

 

今ではうまく思い出せない

 

 

 

 

 

色も形も感覚も。

 

 

 

 

 

 

この文章を書き始めて、書き終わる数分間の間にも何人の人がセッススを始め、セッススを終えたのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその間になぜ僕は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝になったら消したくなるような文章を綴っているのだろうか?