僕が君に捧げる遺言

文章を書きます。湯涌付きの恋愛玄人。ピュアに生きたい筈だったのに

酒を浴び笑ってばかりの国

大人になった僕は酒を飲んだ。 子供の頃何故こんなものを…?と感じていた。酒という魔物に僕は見事に虜になった。 酒 本当に不思議な魔物だ。 僕は、オッサンが好きじゃない。 それは嫌いな会社の上司であり、疲れている町の象徴でもあるから。 でも、僕はオ…

僕らのあたりまえが変わっていく。

「僕たちのあたりまえが変わっていく。」 インターネットが誕生して、スマートフォンが生まれたのと同じように、今年は今までに想像しえなかったものが当たり前になっていく年なのではないかと強く実感している。 例えばそれは仮想通貨だったり、宅配ボック…

所感

年始の所感 「誰にも聞かれていない話を延々と続ける。」 これほど切ないこともないだろう。 だから、僕はこれから綴る言葉が、いつか誰かの目に触れて貰えればという思いで綴る。「うわぁこいつこんな臭いこと言っているよ」「へぇー昔こんな事を考えていた…

悲しみよこんにちは

フランソワーズサガンだね。 秋だ。 コーディロイを着たくなる季節 タバコスエードのブーツを履きたくなる季節 秋の早朝 窓を開けると神聖な空気が部屋に差し込む タバコが、本当に美味しい。 ひんやりとした空気の中を泳ぐタバコの煙やコーヒーの湯気の幻想…

自分の膝にキスをしよう

座椅子かなんかに座ってね、自分の膝にキスをしよう。 丸くて、硬くて、広い 自分の膝にキスをしよう。 ただひたすらに虚しくなれるよ。 三連休が終わるねぇ。 街に出たの? 家にいたの? 女と寝たの? 僕は、街に出たよ。スーツを買ったんだ。 家にいたよ、…

風立ちぬ 今は秋

幼稚園生の頃 そのくらいの歳の子が皆そうであるように、僕は季節というものが月が変わると同時に正確に、定規で線引きしたように変化していくものだと思っていた。 6月が終わった次の日からは 雨が全く降らない。 8月が終わったら 次の日からは外では落ち葉…

Good Luck Charm

年に数日あるかないかの心地の良い夜がある。 カラッとした優しげな風が身体を包む晩夏の夜はすぐそこにある秋の到来を予感させる。 僕は晩夏の夜が本当に好きだ。 秋の夜も大好きだ。 秋の夜長という枕詞がつくだけで大抵のモノは美しくみえてしまう。 そん…

安らかに美しく油断していた。

僕は昨日の夜セックスについて永遠に考えていた。 僕が言葉にし難い虚しさを胸に抱えながら筧美和子さんの動画を見ながら慰めの自慰行為に及んだ。 自慰行為 よくよく見るとなんていう漢字だろう。 自分を慰める。 自分で慰める? まさしく今の私にうってつ…

こうしている今でも当たり前のようにセッススは行われている。

彼女と別れて久しいからかな。 仕事が忙しいからかな。 知らない土地でひとりぼっちだからかな。 隣の部屋の女子大生が毎晩男を連れ込んでいるからかな。 こんな風に考えることが時々あります。 今日も今もこの瞬間誰かと誰かが混ざり合っている こう考える…

7月も終わりだから

はじめまして。 7月の終わりに唐突にブログを書きたいなと思いました。 7月も終わりなので、こんな本を読みました! 今は2017年の7月ですけど、舞台は2000年の7月です。 作者はティム・オブライエン 日本では本書の訳もそうだけど村上春樹が高く評価している…